まずは、私が飛ばしている機体を簡単に説明させていただきます。
ベースモデル:京商 セスナ・カージナルM36
このセスナカージナルM36は、低価格で組立も簡単な上、非常に安定して飛びます。
- 機 体
勿論!?セスナ・カージナルM36です。 軽量化を狙うには、小さなサーボを使用しますが、手持ちの都合上でフタバ製のS3001を使用しています。
- モーター
田宮製の「ダイナテック02H」を進角を目一杯にして使います。 ギヤダウンの関係で、逆回転として使用しますから、進角をつける方向に注意して下さい!
- バッテリー
7.2V(6セル)でも飛びますが、やっぱりパワー不足です。 ここは、8.4V(7セル)にしてしまいましょう。 これで得られるパワー感はたまりません!!
7セルの場合には、標準のバッテリー搭載位置に納まりません。 よって、私はフロント側のバッテリーを押さえる部品の上部をカットし、EPオフロードカーで使用していたPEAK
PERFORMANCE製のバッテリーストラップとしました。
現在は、秋葉原のアサミ製の7セルパックと京商製の7セルパック(最近市販されているクリアーパックされたSCR−Cタイプ)を使用しています。
- アンプ (ESC)
私は、アメリカのNOVAK社製の電動機用アンプ「ARROW」を使用しています。 まだ、日本にはそれほど入ってきていない様です。(私はタワーホビーから代行業者を通じて個人輸入しました)
高周波アンプで比較的小さく?設定も簡単です。(NOVAK社のお得意である「ワンタッチセットアップのおかげです)
- ギ ヤ
京商製の「スペシャルギヤダウンユニットS」を使用します。 シャフトのベアリングは、ボールベアリングに交換し、フリクションの低限を目指します。
モーターに装着するピニオンは田宮製の13Tとし、3.75:1のギヤ比を得ます。
- プロペラ
APC製を使用しています。 APCの10*7位がベストのようです。
充電済みのバッテリーで、フルスロットルとした際に6900rpmとなる様にします。
こうすると、モーターの回転数は28800rpmとなり、効率が良い上に、300フライト程はメンテの必要もなく飛ばせるそうです。 300フライト程度でブラシ交換となります。
- その他
APCの10インチのプロペラを使用した場合、キットに付属するタイヤではプロペラを地面に擦ってしまいます。 また、離着陸時に路面のギャップの影響を受けやすい様ですので、大きめのタイヤに交換しました。
IM製?の45mmスポンジタイヤを使用しています。
- フライト・インプレッション
まずはキットを組立だけの状態でのフライトでした。 手投げで発進し、バッチリ飛んでくれますが、パワー(引き)が足りなく、風上へ向けるとホバリングしてしまいます。 また、パワーをかけた際の「頭上げ」もかなりでてしまいました。
いろいろと手を加えた結果、上記の仕様に落ち着きました。 こうなるとパワー感も上々で、自力での滑走−離陸も可能となります。 また、ループも楽々??こなす様になり、数回の連続ループもOKです。
バッテリーの寸法が1セル分大きくなって、前寄りにズレると共に、受信機&アンプの搭載位置もだいぶ前による結果となりました。 これに伴い、重心も前寄りとなり、素直なフライト特性となりました。
常にフルパワーとしなくとも、中速域で水平飛行は十分に可能です。 よって、1700mAHのバッテリーでも10分程度のフライトが可能です。 さすがに、6セルの時よりも、「浮き」は悪くなりましたが、問題ない範囲です。
(6セル時には、上昇時だけパワーをかけて、あとはスロットルオフでグライダーの様に飛ばすことも可能です)
- 感 想
私が電動飛行機に接するようになったのは、横浜市にお住まいの小山氏の影響が大きいです。 ふとした事から、氏の飛ばされている「14セル・02H2個がけ仕様のメリット」を間近で見る機会があり、即セスナを購入しました。
元々、電動R/Cカーを楽しんでいたこともあり、充電器を始めとする機材は所有していたため、気楽にはじめる事ができました。
京商製のハンドランチグライダーである「ハーモニー」と、この「セスナ」によって、とくに墜落させる事もなく(手投げをしくじって落としたことはありましたが・・・)飛行機の操縦の初歩を覚えることができました。 特に、ハンドランチは操縦の練習には最適だと思います。 3日間(計4時間)程独学で練習してから電動機へのステップアップとなりましたが、3フライト目では自分1人で手投げ発進から着陸までなんとかこなせる様になりました。(勿論、ベテランの方にフォローしていただきましたが・・・)
EPカーを楽しまれている方であれば、比較的低予算で電動機にチャレンジする事が可能です。 是非トライしてみて下さい!!
ホームページへ戻る