まだ工事中です

少しずつ連載!?していきたいと思います

Last Up Date : 1997/5/23


<目次>

  1. まずはシャシー選びから・・・ (1997/5/23 一部追加・修正)
  2. 楽しい楽しいマイカーの選定(1997/5/23 一部追加・修正)
  3. 噂に聞いたこと・・・
  4. オーバルレースって大変そう・・・
  5. やっと車ができました(1997/5/23 追加)


まずはシャシー選びから・・・

代表的なシャシー2種類と、変わり種?のシャシーをご覧下さい。




定番とも言うべき? アメリカ・アソシエイテッド社製のキットです。
RC−10Lシリーズ(一般的に「プロテン」と呼ばれるクラスのシャシー)にもいくつかタイプがあります。
オーバルレースではレギュレーションでナローサイズとなっていることが多いですのでご注意を!
上の写真はナローのRC−10LSOです。
現在は、RC−10LSOの生産は終了し、新型のRC−10L2Oになっています。 ご注意下さい!!

日本では、ヨコモより販売されています。




人気がありユーザーの多いのがHPI製のRS−10です。
上の写真にご注目下さい。
このシャシーはオーバル専用とも言える物で、左に曲がりやすい様にバッテリー等の重量物が寄せられています。
このシャシーは、RS−10LTOとして市販されています。
残念ながら、現在このシャシーは生産されていないようです。 入手ご希望の方はご注意下さい!!



これは珍しいシャシーです。
タミヤのCカーに、アソシのフロントサスを移植し、ロールダンパーも追加したものです。
「バスタブシャシーの剛性と、アソシのサスの能力をミックスした」との製作者のコメント・・・
タソシエイテッドと呼ばれています!?

残念ながら市販されていません!



これも珍しいシャシーです。
タミヤのF−1をベースに、大部分を自作された都築さんのシャシーです。。
こちらのシャシーについての詳細は、都築さんのホームページをご覧下さい。
(1997年のワールド・ドロームで撮影させていただきました)

こちらも残念ながら市販されていません!



この他にも、タミヤCカー,F−1シャシーにNASCARのボディを搭載したり・・・
いろいろなシャシーが走っています。

F−1やCカーは眠っていませんか?? それでOK!!
まずはオーバルレースを楽しみましょう!!


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楽しい楽しいマイカーの選定

では、早速シャシー(キット)とメカの選定をしちゃいましょう。
以下は、私が使用を予定している物の一覧と、簡単な選定理由です。
これから始める方の参考になれば・・・
(ただし、まだ実際に走らせていませんから今後どうなるか分かりませんが)

エキスパートの方は、よりご自分のお好みにあわせてアレンジして下さい。

キット
(シャシー)
実は、2年前にシャシーだけは入手していました。
今はHPI等からもいろいろとシャシーが発売されていますが、2年ほど前はそれほど多くなかったようです。
この辺は参加されている方の意見を聞いてアソシエイテッド社のRC-10LSOを購入しました。
現在は、HPIの10LTOの他にも、PSEのPhase I('97 WORLD DROME優勝マシン),アソシから新型のRC-10L2Oと選択肢が増えました。
プロポ プロポとは、ラジコンを操縦するために必要な装置ですね。
手に持って車の操縦操作を電波にしてくれる送信機と、車の方に積んでドライバー電波を受信し、サーボやモーター(アンプ)等を動かしてくれる受信機があるわけです。
今回は、手持ちの三和電子製のSuper M zechs(エム・ゼクス)を使うことにしました。
一応バックアップ用のプロポも用意しました。 これも手持ちのM zechsです。
コンピュータープロポですから、いろいろ操縦を助けてくれる設定ができます。
(私はあまり使っていません。 「見た目優先」かも・・・)
サーボ サーボは、車の操縦に使います。 要するにハンドルですね
サーボは標準サイズの物で良いようです。
これまた手持ちの三和電子製のERG−XRを使用することにします。
やはり、ハイスピードですので、サーボのスピードとトルクはあった方が良いようです
アンプ アンプとは、モーターの回転を調節する物です。 エレクトリックスピードコントローラ(ESC)と呼ばれたりもします。
アンプは何にしようかと悩んだのですが・・・ やはり手持ちの物で何とかすることにしました。
幸いにもNOVAK社製のアンプである410-HPcが手元にあったので、これを使います。 比較的小型で、電流容量にも余裕がありそうです。
ストックカーレースは、モーターもそれほど過激!?ではなく、加速減速を繰り返したりしませんので、あまり大容量の高価な物は必要ないそうです。(その分軽くなります!)
各メーカーのミドルクラスの物(NOVAKだとM5等)でも十分と言うことを聞きました。
モーター 車の動力源ですね
レースに参加されるのならば、レギュレーションをご覧になった上で決定して下さい。
ほとんどのレースでは、23T(Tはターンです。 モーター内部の電線の巻き数を指します)のストックモーターの様です。
意外と在庫が少ないターン数かも知れません。 ご注意下さい・・・

「どのメーカーが良いの?」というのは、ドライバーの好みや「旬」もありますので一概には言えませんが、京商,HPI,ヨコモ,ATLAS等さまざまなメーカーが使われています。
いろいろなモーターを試してみて、自分にあった物を見つけるのがコツかも・・・
バッテリー 走行用のエネルギーを蓄えるバッテリーです。
アソシエイテッド社のRC-10LSOはマッチド等の振り分けバッテリーを使用すれば振り分け,片積みが選べます。
 #「振り分け」,「片積み」はコースによって選択しています。 フラットなコースでは片積みが有利なようです。
  左右振り分けにすると、挙動が穏やかになります。
以前、少しオフロードのR/Cを楽しんでいた時に使っていたサンヨー製の振り分けバッテリーを使用します。
(一応、ヨコモ製のマッチドバッテリーですが、予算の都合で一番安い物だったりします)

勿論、パックバッテリーが使用できるシャシーならばそれでもOKです。
 #RC-10LSO等ストレートパックが前提ではないシャシーにも、ストレートパック用のホルダを少し加工して取り付ければストレートパックも使用できます。
パナソニック,サンヨーといったメーカーの違いも、好みに合わせて下さい。
どちらかと言えば、1700mAHといった容量よりも、出力特性の方が重要です。
ボディ ボディにも悩みました。 やはりNASCARのボディ(ストックカー)がカッコイイのですが、「空力が少しシビアかも知れない」という事を聞きましたので、挙動が穏やかなトラックボディにします。
トラックのカラーリングの資料は少ないのですが、たまたま手にしたスーパートラックの雑誌に載っていたTOTALカラーがかっこよかったために、これにしました!!

意外とボディ(ストックカーとトラックの違い,フォードとシボレーの違い等・・・)を換えると操縦性も変わるそうです。


今回はここまでです・・・ (1996/7/19作成 1997/5/23一部修正)

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噂に聞いたこと・・・

やはり、ラジコンといえども空力重要項目です。

ツーリングカーのレースでも、「空力の良い悪い」で、どのボディを使うかを決めている方もいらっしゃるでしょう。

特に、常に高速域で走行するオーバルレースではパーマネントコース(普通のサーキット)の様な、低速から高速といった速度変化が少なく、いかに空気を味方にするか?がポイントです。

以下は、「噂話」や、雑誌の記事(ラジコンに限らず・・・)から空力に関する一部分を抜き出したものです。
誠に申し訳ございませんが、この件については、あくまでも「噂に聞いたこと・・・」としているように、ご覧になった方々の判断でご利用になって下さい。
 #決して嘘を掲載するつもりはないのですが・・・ 「間違い」や「好み」があるといけないものですから:-P

ボディが低い ダウンフォース重視!

ボディの位置が低い=ボディ裏側への空気の巻き込みが少ない という事につながります。

空気の巻き込みとは、すなわち浮力につがります。
せっかくウィング等でダウンフォースを得ても、ボディで浮力が得られるようでは何にもなりません。
そこで、ボディをできるだけ低くして、車内へできるかぎり空気が入り込まないようにします。

また、シャシーの下側へアンダーパネルを配置して、車内への空気の巻き込みを減らすといった事も考えられるでしょう。
この場合には、最近のF−1がこぞって採用している「シャシー下側へ積極的に空気を流し、ベンチュリー効果でダウンフォースを得る」という手も考えられます。 車高が安定していれば、検討する価値があるかも知れません。
ボディが高い 空気抵抗重視!

ボディの位置が高い=空気抵抗が減る という事につながります。

ボディで発生する浮力というデメリットよりも空気抵抗を減らし、トップスピードを得たいという場合には有効でしょう。
ただし、しっかりとしたダウンフォース対策と、そのダウンフォースとのバランスが崩れてしまえば悪影響大だと思います。
etc.. ボディの形状変化

ボディやウィングで得たダウンフォースをもっともっと利用するために・・・ ボディの形状変化にも注目してみるのはいかがでしょう。
せっかくボディで得たダウンフォースも、そのダウンフォースによってボディそのものが歪んでしまい、有効に利用できない事があるかも知れません。 さらに、シャシーのロールに伴って、ボディもロールした場合には・・・ ダウンフォースに影響が出る(ダウンフォースが変わってしまう)事も考えられます。
また、ダウンフォースをシャシーで受けるのではなく、1/8のサーパント(GPレーシングカー)の様に、よりサスペンションに近いところで受けることにより、タイヤの接地圧を高めるという方法も考えられます。



ダウンフォースを中心にしましたが、勿論空力はダウンフェースだけではありません。

全ての面でバランスが取れれば、アドバンテージになりえます。

過去のラジコン雑誌には、空力についての記事やレースで勝った車の写真などが掲載されています。
その様なところからも、「より空気と仲良くなる」方法が読みとれるのではないでしょうか?

ざっと、今回はここまでです・・・ (1996/9/3)

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オーバルレースって大変そう・・・

今までここに書かれている内容や、各地のオーバルレースのレポートを見ると「オーバルレースって専用のシャシーを使っていて大変そう・・・」と思われるかもしれません。

しかし!!
何もオーバルレースはプロ10の様な専用シャシーを使わなくても良いのです。
ここをご覧になっている方で、R/Cカーを楽しまれている方には仲間がいらっしゃる方が多いでしょう。
会社の同僚,サーキットや販売店で知り合った仲間,または宅地造成地のパーキングロットで出会った方々。
そうです、そのような仲間とまずはやってしまいましょう!!

ツーリングカー,F−1,オフロードやGPカーでも・・・ そう飛行機,ヘリ(パイロンレース)やボート(周回レース)だって良いのです!
今身近にあるシャシー,機材で楽しめば・・・ 一気に身近に感じるのではないでしょうか?

以下のようなお約束を作ってしまえばOKなのです。

入門編

1.できるだけイコールコンディションにしましょう。
  イコールコンディションでの駆け引きがオーバルの魅力です。
  楽しむポイントは、各車の差をできるだけなくすこと。
  モーターやエンジンを「**ターン」,「**クラス」という規制をするのが手っ取り早いかも。
  各地が開催されているレースのレギュレーションを参考にするのも良い方法ですね。
2.コースの区切りは何でも良いです。 オーバルレースのお約束である「反時計回り」さえできればOK!

これだけでオーバルレースの条件が整いました。 簡単でしょ!?

これだけでも十分にオーバルレースが楽しめます。


中級者編

オーバルの楽しさは雰囲気にもあります。
オーバルレースの本場はアメリカです。 車ならIndy(インディ・カー)やNASCAR(ナスカー)が有名です。
雰囲気を楽しむために、ボディを作ってはいかがでしょう?
ツーリングカーやF−1,GP10のサイズにあったNASCARボディは結構入手しやすいもの。
各カラーリング用のデカールもAUTO GRAPHIC製の物が比較的容易に入手できます。
「うちの近所には売っていないよ!」という方も、ラジコン雑誌の広告をご覧ください。 結構売っていますよ。
カラーリングは、NASCARのサイト(リンク集にあります)やモータースポーツ誌等に特集が組まれますので参考にされてください。
AUTO SPORTS誌やちょっと変わったところではアメ車がいっぱい載っているDAYTONA誌で特集が組まれたりします。
SEGAのゲームである「DAYTONA USA」や、DOS/V用のゲーム「NASCAR Racing(特に輸入版は実車のカラーリングです)」を参考にする・・・という手もあります。

こうなると、雰囲気も盛り上がってますますレースが盛り上がるでしょう!


上級者編

これでも飽き足らなくなってしまったあなた!
オーバル用シャシーを作って、レースに出てしまいましょう。
現在は静岡県のハマキタホビーさんでシリーズ戦が開催されています。 千葉のケイチューンさんでもレースが開催されました。
(ちょっと遠いな・・・という方は、近所のサーキットと交渉してみては? 意外にOKかもしれません)

年1回のペースでWORLD DROMEも開催されるようですし、専用シャシーを作ってしまいましょう!
ただし、レギュレーションにはご注意くださいね!


ざっと、今回はここまでです・・・ (1996/11/15)

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やっと車ができました

なかなか製作の進まなかったシャシーも、4月のハマキタホビーさんのレースに出場すべく、やっと製作しました。
(私は、製作や修理が苦手なのです・・・ :-P)



ハマキタホビーさんのレースにエントリーした際の写真です


こちらが実車です。(http://www.nascar.comより)

若干、実車のカラーリングとは異なる部分がありますが・・・ メジャーなチーム,車はAUTO GRAPHICS等でデカールが発売されています。
この車はデカールが発売されていませんので、自動車用エンジンオイルに付いてきたシールや、他車のデカールを流用しました。 でも、雰囲気はでていませんか??(^^)
 (Tideカラーでオーバルファンの方に有名な、今村氏にボディを製作していただきました)

写真では見にくいのですが(下側しか塗っていないため)リアのスポイラーは、初心者の私にあわせて特別に製作していただいた物です。
50mmという特大スポイラーで、強烈なダウンフォースが得られます。 キャビンの高さとほぼ同一です。



上が、私のRC-10LSOの写真です。
キットをほぼ組立説明書通りに組み立てただけです。

キットの標準状態と異なる部分は・・・

  1. ボディのフロントオーバーハングが小さいため、バンパーが付いていません(後日つきました)。
  2. AMBのトランスポンダー用のマウント(ポリカ製の特注品?)がフロントに付いている。
  3. スパーがビニオンに合わせて64ピッチの物を使用している。
  4. サーボの搭載位置が、メカの搭載位置の都合上シャシー左側に付いている(キット指定はシャシー右側)。
  5. タイヤ,ホイールがキット付属ではなく、TRCのホイールとHPIのタイヤである :-p
  6. ボディマウントがHPI製

これ以外は、本当にキットそのままです。

この状態で、ハマキタホビーさんのレース(1997/4/13)に参加しました。
事前に走らせることもなく、当日シェイクダウン=レースという展開です。
当日は21台のエントリーがあり、スーパーラップ方式の予選2本を終了した時点で8.1秒ほどのタイムがでました。
これで予選16番手(Bメイン8番手)です。
決勝は、他車のクラッシュの間に順位を少しずつ上げ、一時3番手まで上がったもののコントロールミスからクラッシュ!
ロアアームを折ってしまい、初のオーバルレースは終わってしまいました。
しかし、決勝の最中には7.93秒のベストラップを記録することができ、目標の8秒を切ることができました。
(事前に周りから「8秒は切らないとねぇ」と言われていた)
このレースでのベストラップは7.20秒。 この秒を詰めるのは大変なことなのですが、あと0.2〜0.3秒は詰めることができる感触を得て、満足のいくレースとなりました。

今後は、ワールドドローム,ハマキタホビーさんのレースにできる限り参加していく予定です。

ざっと、今回はここまでです・・・ (1997/5/23)

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